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太陽に一番近い惑星 1 金星の見え方

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金星

金星は太陽から2番目の惑星。地球と大きさ、重さがほとんど同じ兄弟惑星です。とはいっても、地上のようすは全然ちがいます。空は濃硫酸のうりゅうさんの雲におおわれ、大気はほとんど二酸化炭素、地表での気圧は地球の90倍、温度は460℃もある灼熱しゃくねつの惑星です。2015年12月、日本の金星探査機「あかつき」が金星を回る軌道に投入されました。

直径 12104km(地球とほぼ同じ)
重さ 地球の約4/5
太陽からのきょり 1億820万km(地球と太陽のきょりの約3/4)
金星の1日 112地球日
金星の1年 225地球日
自転周期 243地球日
公転周期 225地球日
衛星の数 0

どんなふうに見えるの?

金星は太陽と月を除けば、全天で最も明るく光る天体です。明けの明星、よいの明星という名前でも知られ、日がしずんだ後や日の出の前に低い空に明るく光っているのを見ることができます。逆に、太陽に近いため真夜中には見ることができません。

一番星としてよくみることがあるよ!

金星の表面

金星地表にはかつて火山活動が盛んだったと思われるあとが残されています。もしかしたら今も生きている火山があるかもしれません。金星の表面は結構新しく、できたのは3億年ほど前と考えられています。ただ、高地は古い年代の地表が残されていて、そこに石灰岩に似た岩石が残されているのではないか、と考えられています。石灰岩は水の中でできる岩石ですから、もし本当に見つかれば海があったしょうこになります。

これはCGだけど、溶岩が流れているように見えるね

金星の断面

金星は太陽からのきょりや大きさが地球に近く、断面も地球に似ていると予想されています。地球からこんなに近い惑星なのにまだ分からないことがたくさんあります。内部はどうなっているのか?マントルがどのくらい活動しているのか?「あかつき」の観測で、その仕組みが分かるかもしれません。

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