小天体と隕石・太陽系の小さな仲間│宇宙ワクワク大図鑑│宇宙科学研究所キッズサイト「ウチューンズ」

太陽系の仲間は水星から海王星までの8つの惑星だけではありません。実は、それ以外にも小さな天体がたくさん太陽の周りを回っています。

小惑星は主に火星と木星の間の小惑星帯と呼ばれる場所と、海王星の外側の太陽系外縁（がいえん）天体と呼ばれる場所にあります。

よくアニメやSF映画などで宇宙船が小惑星をよけながら飛ぶシーンが出てきますが、実際の小惑星帯はもっとスカスカです。小惑星同士の距離（きょり）は平均で数百万キロメートル、小惑星同士の衝突（しょうとつ）は10万年に一度ともいわれています。一つの小惑星から隣の小惑星が見えるような距離に近づくことは滅多に（めった　）にありません。

彗星 太陽に近づいてガスやチリからできた尾を出します。

小惑星 尾を持たない、つまり彗星以外の小天体です。

準惑星 太陽の周りを回る8つの惑星以外の天体で、自分の重さで球体になるくらい重いものです。

冥王星は発見以来太陽系第9番目の惑星と数えられてきましたが、現在は準惑星と位置づけられています。冥王星は軌道（きどう）が傾い（かたむ　）た楕円形をしていて、他の8つの惑星と比べて変わった惑星だと考えられてきました。しかし、最近の研究で、冥王星より大きな小惑星がいくつも見つかったり、小惑星に近い物資からできていることがわかり、2006年に行われた天文学者が集まる会議で、惑星ではなく小惑星の仲間とすることに決まりました。

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