小惑星探査機「はやぶさ」は、「人工衛星」ではなく、「探査機」と呼ばれていますね。その謎をみんなで解き明かしていきましょう。
・地球の周りをまわって、地球を見ている人工衛星
・地球の周りをまわって、宇宙を見ている人工衛星
・地球のまわりから飛び出す探査機
他にも、「あかつき」のように、金星の周りを回る人工衛星や、「イカロス」のように、太陽の周りを回っている人工惑星があります。
地球には重力がありますから、人工衛星は常に地球に向かって引っ張られています。真っ直ぐ上にむかって人工衛星を打ち出したら、ボールと同じようにそのうち落ちてきてしまいます。じゃあ、人工衛星を横向きに打ち出してみましょう。もし重力が無ければ、衛星は地球の外へ飛び出していってしまいます。しかし、この外へ飛び出そうとする力と、重力が人工衛星を引き寄せようとする力がちょうどつりあうと、衛星は地球に落ちてこず、飛び出しもせずに地球を回り続けます。そう、大事なのは高さではなく横向きの速さなんです。