宇宙はとても広く、星までの
そのため、宇宙で距離をはかる場合には、「光年」という単位をよく使います。(1光年=光が1年間で進む距離)
分かりやすい単位になおすと、1光年=9兆4600億キロメートル。想像もつかないような距離です。
光は宇宙で最も速いものです。新幹線の430万倍、ロケットの2万7000倍です。
その宇宙で最も速い光が1年間で進む
1光年を分かりやすい大きさで置きかえてみましょう。
地球を1ミリメートルぐらいとすると、太陽は夏みかんぐらいになり、1光年は、741キロメートル、だいたい東京から北海道ぐらいの距離になります。
最近は、はるかかなたの宇宙までも見ることができる高性能望遠鏡や、高感度観測装置ができてきています。中でも、ハワイにある「すばる望遠鏡」は、131億光年先の銀河もとらえています。
131億光年先の銀河を「すばる望遠鏡」は見つけました。でも、その先はどうなっているの?
実はこの宇宙ができたのは137億年前。131億光年先の天体の光は、131億年前にひかった光です。ということは… 宇宙が始まってから7億年ぐらいの銀河を見ていることになります。もっと遠くを見るということは、もっと昔を見るということなのです。131億年よりもっと昔にはどのような宇宙があったのか、まだまだ分かっていないことはたくさんあります。