地球は大きな磁石だから方位磁石は南北を向きます。
地球には北極にS極、南極にはN極の、とても強い磁場があります。地球の表面で方位磁石が北を指すのはこのためです。地球の磁場が生まれるメカニズムはまだよくわかっていませんが、地球内部の
ふだん、地磁気は目で見ることができませんが、そのえいきょうが地球の上空で起きることがあります。その一つがオーロラです。オーロラは南極や北極に近い地方で見られる、空が緑やピンク、赤などに光る現象で、空全体がぼんやりと光ったり、激しく動くカーテン状の光が現れたりします。オーロラは太陽からくる電気を帯びた

地球の磁場は太陽や宇宙空間からやってくる電気を帯びた粒子から地球を守る役割を果たしています。これらの粒子はとても危険です。もし地球に磁場がなく、直接こうした粒子が地表に降り注いでいたとしたら、生命は生まれていなかったかもしれません。これらの粒子は磁場によって集められ、地球の周りをドーナツ状に取り囲んでいます。この領域のことを発見者の名前をとってヴァン・アレン帯と呼んでいます。
