地球の大気は主に窒素（ちっそ）(78%)、酸素(21%)からなり、さらに少量の水蒸気、アルゴン、二酸化炭素などがふくまれています。これほどたくさんの酸素を大気中にふくむ惑星は地球だけです。これは植物の働きによるものです。また、大気の上層部にはオゾン層が広がっています。オゾンは紫外線（しがいせん）をとてもよく吸収するので、地表に紫外線が届きにくくなっています。このことは、地球に生命が生きていくのに重要な役割を果たしています。

地球の表面は岩石からなり、その約70％は海におおわれています。また、地球には水星や月に比べてクレーターがほとんど見られません。これは風や雨による浸食（しんしょく）、火山活動や地震（じしん）、大陸を動かすプレート運動などによって常に地表が作りかえられていることによるものです。

「だいち」から見たグレートバリアリーフ

地球の内部は主に岩石や金属からできており、太陽系の中で最も密度の高い惑星です。中心に行くほど温度が高く、地球内部の物質はこの熱と地球の自転によってゆっくりと動き続けています。
地球の内部は大きく分けて3つに分かれます。ニワトリの卵を想像してみてください。外側のうすい殻（から）の部分が「地殻（ちかく）」と呼ばれる部分、私たちはその上で生活しています。その内側の白身にあたるのが「マントル」、そして黄身にあたるのが「核（かく）」と呼ばれる部分です。核には、溶けた鉄とニッケルからなる外部コア（外核）と、固まった内部コア（内核）があります