火星・火星のしくみ│宇宙ワクワク大図鑑│宇宙科学研究所キッズサイト「ウチューンズ」

近年はいろいろなことが分かってきました。人が火星に行く日も近いかもしれませんね。

どんな惑星もその軌道（きどう）は、完全な円ではなく、少しゆがんだ円を描いています。火星は、太陽系の惑星の中でもその歪み（ゆが　）が大きく、太陽との距離が2割近く変わります。

赤くかわいた砂漠に見えるね

火星の表面は、北半球と南半球でようすがずいぶんちがいます。北の方は溶岩（ようがん）が流れて出来た平らな平地が広がっていて、逆に南の方は隕石がぶつかって出来た窪地（くぼち）やクレーターがたくさんあります。また、火山のあとや渓谷（けいこく）などもたくさんあり、太陽系で一番高い山（オリンポス山）や太陽系最大の渓谷（マリネリス渓谷）などがあります。

: スマイルマークに見えるクレーター

: 人の顔に見えるクレーター

: きれいに並んだ砂丘

変な地形が多いんだね！

火星は2つの衛星を持っています。名前はフォボスとダイモス。大きさはフォボスが直径20キロメートルぐらい、ダイモスが直径10キロメートルぐらいで、地球の衛星である月（直径3476キロメートル）に比べるとずいぶん小さな衛星です。どちらもゴツゴツしていてジャガイモみたいな形をしています。これらの衛星は火星が小惑星をつかまえたものではないかと考えられています。

フォボス

ダイモス

火星の中心には少し小さめの鉄の核（かく）があると考えられており、その周りにはマントルがあります。そして表面には地球と同じようにうすい地殻（ちかく）があります。

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