人工衛星とロケットのギモン
使い終わった人工衛星はどうなるんですか?
運用が終わった衛星は、できるだけ早く大気圏 に突入 させるか、運用中の衛星のじゃまにならないように軌道 を移動する、といった対策がとられています。
軌道を移動した衛星は、しばらくのあいだ地球の周りをまわり続けることになりますが、地上から数百kmくらいの軌道が低いものは、大気や重力のえいきょうを受けるため、だんだん高度が下がっていき、数年から数十年で大気圏に突入して燃えつきてしまいます。ただし千kmをこえる高い軌道の衛星は、百年以上ものあいだ、地球の周りを回り続けることになります。
このように衛星軌道を回っている残がいは、宇宙のごみ(スペーステブリ)として問題になっていて、世界各国でいろいろと検討を行っています。