みんな気になる?!ギモンと答え

太陽系のギモン

金星はなぜ厚い雲でおおわれているんですか?

答え

金星の大気は主に二酸化炭素でできています。高温高圧で、その温度は400度以上、表面の気圧は地球の地表の90倍にも達します。

遠い昔、金星は地球と同じようなかんきょうであったと考えられていますが、太陽に近いために海が蒸発、これによって水にとけこんでいた二酸化炭素が大気中に放出、大気中の二酸化炭素による温室効果で温度がじょうしょう...という海の蒸発~温度じょうしょうのくり返しで、金星の大気の温度はどんどんと高くなってしまったと考えられています。
金星の上空50~70kmは、厚い濃硫酸のうりゅうさんの雲でおおわれています。この雲ができる原因は、高温な金星地表面で黄鉄鉱などが二酸化炭素や水と反応し、大気中に亜硫酸ありゅうさんガスを増やすことであると考えられています。
濃硫酸の雲は太陽の光をよく反射するので、夜空でかがやく星々の中でも金星はとくに明るく見え、「明けの明星」や「よいの明星」として親しまれています。
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