月のギモン
月の中身は、どうなっているんですか?
月の中身の話をする前に、地球の中身のことをお話しましょう。
地球の中身はよくニワトリの卵と同じようになっているといわれます。ニワトリの卵はいちばん外側がカラでその下が白身、そしていちばん内側には黄身があります。
地球の場合、カラにあたるのが「地殻 (地球のカラという意味)」とよばれる地面で、白身にあたる部分は「マントル」と呼ばれています。そして黄身にあたる部分は「核 」と呼ばれていています。
地殻とマントルは主に石と同じような材料でできていますが、核は主に鉄でできていることがわかっています。
月も地球と同じように地殻とマントルと核でできていると考えられていますが、月は地球に比べて核の大きさが小さいのではないかということもわかってきていて、それがなぜなのかは、月と地球がどうやってできたかを考える上での大きなナゾになっています。