地球と同じようなオーロラが発生することが確認されているのは、木星と土星です。オーロラが発生するためには磁場と大気が必要となりますが、木星も土星も十分な大気と強い磁場をもっています。

オーロラは、惑星の磁場が集まる高緯度（こういど）領域（地球の揚合は65～70度の地磁気緯度帯）で、しばしばに発生します。天王星は磁場と十分な大気をもっていて、オーロラの発生が期待できますが、天王星の磁場は、磁場の軸（じく）が自転の軸からおよそ60度もかたむいていて、磁場の中心も惑星の中心から大きく外れているので、自転の極から大きくずれた場所を中心とした領域で発生します。

海王星も軸が天王星と同じようにかたむいている上に、形も複雑で、磁場の形が大きく異なっています。このために、海王星ではさまざまな場所でオーロラが発生します。