地球は、太陽の周りを回っています。私たちが地球でくらしていけるのは、地球が太陽の熱と光で暖められているおかげです。地球にとっての太陽は特別な星といえますね。

夜空を見上げるとたくさんの星がかがやいています。自分で光を出してかがやいている星を「恒星（こうせい）」と呼びます。昼かがやく太陽と夜かがやく星々では大きさも明るさも違います。でも太陽も夜空にかがやく星と同じ恒星です。太陽は、他の恒星と比べると地球のとても近くにあるので、大きくて明るくかがやいてみるのです。

肉眼で見える6等星までの星は、全天で約8500個ありますが、さそり座のアンタレスは赤、おおいぬ座のシリウスは白、というように、星の色はいろいろです。色のちがいは星の表面温度によります。赤は3000度、白は1万度、青白は1万2000度です。太陽は白っぽい黄色で、表面温度は約6000度。銀河系全体では2000億個もの恒星がありますが、太陽はとても平均的な恒星です。