一口に人工衛星といっても、その目的にあわせていろいろな種類があります。たとえば通信衛星、放送衛星、気象観測衛星、測地衛星、地球観測衛星、科学衛星。このように衛星はそれぞれ目的をもって打ち上げられていますが、その目的によって衛星にのせる機器がちがいます。

そして、姿勢や軌道（きどう）をコントロールするための装置（そうち）、通信装置、電源装置などを乗せており、さらに衛星の全体の重さのバランスなど、しんちょうに設計されます。そのため人工衛星は、衛星ごとに設計が行われ、形もそれぞれの衛星で異なっています。