宇宙のギモン
星の数は増えているのか減っているのか、どっちですか?
宇宙空間にあるガスから星がつくられるときには、軽い星のほうが、重い星よりずっとたくさんできます。じゅ命を比べてみると、軽い星ほど長生きします。たとえば太陽の半分ほどの重さの星は、宇宙のじゅ命よりも長生きするので、ずっと残っていることになります。
重い星は、死ぬときに「超新星爆発 」という爆発をおこして、まわりにガスをまきちらします。そしてそのガスからまた星がつくられ、その中の軽い星は、爆発しないでまた残っていくことになり・・・このくりかえしの結果、軽い星の数がふえ、星の数全体は増えることになります。
重い星は、さいごにはブラックホールや「白色矮星 」などという天体を残すので、これも星と思えば、数はもっと増えることになります。
しかし、これはあくまで私たちの銀河系での話で、この広い宇宙には、星はもう新しくできないで、死んでいくばかりという銀河もあります。これらの銀河をふくめて、全体として星の数が増えているか減っているかは、簡単には答えられない問題です。