星(恒星)のギモン
ブラックホールの近くでは、宇宙の時間が早く見えて、宇宙の終わりが見えるというのは本当ですか?
ブラックホールの近くは、重力がとても強いのでいろいろと不思議なことが起こります。そのひとつに、時間の進み方が他の世界とちがってしまうということがあります。ブラックホールの表面のように、重力が究極に強い場所では、そこでは一瞬の間でも、他の宇宙では永遠に近い時間が流れることになります。その意味で、確かに宇宙の終わりを見ることができるかもしれません。
ブラックホールに落ちていく友達を外から眺めていると、重力が強くなるにつれて、友達の動きは少しずつ遅くなり、最後にはほとんど止まってしまうように見えます。(ただし、落ちていった友達を目で見るのはとても難しいです。また、友達はバラバラになっているかもしれません。) もし友達の姿を見ることができれば、宇宙が続く限りブラックホールの表面で止まっているように見えるでしょう。
友達が止まって見える場所を、「事象の地平面」と呼びます。「事象」とは、様々なできごとのことです。この「地平面」より向こう側のできごとは、決して見ることができません。
一方で、あなたがブラックホールに落ちたら、それこそあっという間に、この「事象の地平面」の内側へと落ちていくことでしょう。その間、遠くの宇宙では永遠に近い時間が流れます。宇宙の終わりを見るには、「事象の地平面」を超える覚悟、つまり死ぬ覚悟と、とても高速度で動き、どんな光でもとらえることができる万能カメラが必要でしょう。
ブラックホールに落ちていく友達を外から眺めていると、重力が強くなるにつれて、友達の動きは少しずつ遅くなり、最後にはほとんど止まってしまうように見えます。(ただし、落ちていった友達を目で見るのはとても難しいです。また、友達はバラバラになっているかもしれません。) もし友達の姿を見ることができれば、宇宙が続く限りブラックホールの表面で止まっているように見えるでしょう。
友達が止まって見える場所を、「事象の地平面」と呼びます。「事象」とは、様々なできごとのことです。この「地平面」より向こう側のできごとは、決して見ることができません。
一方で、あなたがブラックホールに落ちたら、それこそあっという間に、この「事象の地平面」の内側へと落ちていくことでしょう。その間、遠くの宇宙では永遠に近い時間が流れます。宇宙の終わりを見るには、「事象の地平面」を超える覚悟、つまり死ぬ覚悟と、とても高速度で動き、どんな光でもとらえることができる万能カメラが必要でしょう。