星(恒星)のギモン
どうして「ブラックホール」という存在の考え方が生まれたのですか?
この力でも支えきれない場合は、原子核 がつぶれて中性子ばかりの星(中性子星)になります。中性子星は中性子同士の反発力で星の重さを支えています。
この力は重力の次に強い力なので、これでも支えきれないほど重い星は、ひたすら内側に向かって落ちこんでいくしかありません。するとさらに重力が増大し、やがては光という最も高速な情報ですら、外には出られなくなるという考えが自然に出てくることになります。このようにして「ブラックホール」という考え方は生まれました。
ところで、「ブラックホール」は単独では確かに「暗黒」ですが、外からものが落ちこむ場合には、その物質がとても高い温度まで温められるので、「ブラックホール」の周りはX線などでギラギラ光ります。