地球のギモン
オゾンホールって何ですか?
地球は、ベールのようにうすい大気に包まれて、守られています。この大気の層の中で、「オゾン」という物質を多くふくんでいる層を「オゾン層」といいます。オゾンの量が少なくなって、まるで穴があいたように広がっている部分を、「オゾンホール」とよんでいます。そのようすは、宇宙から人工衛星が観測した画像で見ることができます。
オゾン層は、太陽からの紫外線 を吸収する働きをしています。オゾンホールが広がると、たくさんの紫外線が地球上に降り注ぐようになり、ひふガンが増えるなど大変な問題となります。1987年には、オゾンをこわすフロンガスなどを使わなくするよう、世界で取り決められましたが、その成果があらわれるにはまだ何年もかかると言われています。人工衛星は、オゾンホールの変化などをくわしく観測することで、地球かんきょう問題の解決に役立っています。