人工衛星とロケットのギモン
ロケットはどうして飛べるんですか?
風船をふくらませて手をはなすと、空気をふき出しながら勢いよく飛んでいきます。あなたが風船を投げたわけでも前へおし出したわけでもありません。風船は自分が空気を出す力で飛んでいるのです。
実はロケットが飛ぶ原理もこれと同じ。ロケットは自分の持っている酸素を使って燃料を燃やし、できたガスをものすごいスピードで後にふき出して、その反動で前に進むものなのです。
ふき出すガスの重さが重いほど、またガスのスピードが速いほど、反動も大きくなるので、速度も増します。だからロケットは、燃料のつづくかぎり、どこまででも飛べるのです。