人工衛星とロケットのギモン
「宇宙ゴミ」ってなんですか?
こわれたり使い終わった人工衛星、はがれ落ちたロケットの塗装 など、宇宙空間にある人工物体を「宇宙ゴミ( スペースデブリ)」といいます。宇宙ゴミは、秒速8キロメートルもの速さで地球のまわりを回っています。チリ程度のものから数メートルもある人工衛星までさまざまで、10cm以上のものが約20,000個、10cm未満1cm以上のものは約50万個あります。(※2010年時点)
大きさ1センチの宇宙のゴミでもぶつかると、スピードを出して走っている自動車にぶつかったのと同じ衝撃 になることもあり、大きな問題になっています。そこで、ゴミを出さないようにロケットを設計したり、使い終わった人工衛星などは大気圏 に突入 させて燃やしてしまうか、より高い場所に移動して新しい人工衛星のために場所を開けるなどしています。
また将来は、こわれた人工衛星を回収して宇宙ステーションで修理し、再び使うことなどが考えられています。