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最も重くて大きい惑星 1 木星の見え方

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木星

太陽から5番目の惑星。大半がガスと液体の金属で出来ています。重さは地球の300倍以上、直径は太陽の1/10ほどもあります。木星は太陽の兄弟だと言う人もいるくらいです。それだけの巨体にもかかわらず、自転の速度は太陽系で一番速く、木星の一日はたった9時間半しかありません。

直径 142984km (地球の11倍)
重さ 地球の約318倍
太陽からのきょり 7億7830万km(地球と太陽のきょりの約5.2倍)
木星の1日 9.9地球時間
木星の1年 11.9地球年
自転周期 9.9地球時間
公転周期 11.9地球年
衛星の数 67

どんなふうに見える?

木星は、全天で太陽・月・金星についで4番目に明るい星です(ただし火星が一番地球に近づいた時は火星のほうが明るくなります)。木星の表面は絶え間ないあらしでとても複雑な模様をえがいています。一番目立つのは大赤斑だいせきはんと呼ばれる赤い斑点はんてん巨大きょだいな台風と考えられていますが、少なくとも最近180年以上消えたことがありません。なぜこんなものができるのか、なぜ消えないのかは未だによく分かっていません。また、自転がとても早いために回転方向にふくらんでいます。

この模様って地球から見えるんだって

木星の磁場

木星にはとても強い磁場があり、地球と同じようにオーロラが起きています。この磁場は木星内部の液体の金属が自転や熱によって激しく動くことで生まれていると考えられています。地球のオーロラは太陽からの粒子りゅうしと地球の磁場のえいきょうで生まれますが、木星のオーロラは、衛星イオから噴出ふんしゅつしたガスが木星の磁場に捉えとら られ、太陽からの粒子とぶつかって発生してるのではないかと考えられます。

オーロラって地球だけじゃないんだ

木星の断面

木星の大気は90%が水素、10%がヘリウムでできています。実はこれは太陽にそっくり。もう少し木星が大きかったら第2の太陽になっていたかもしれません。表面付近は猛烈もうれつな嵐がふきあれていて、あの特徴とくちょう的な模様を作っています。さらに深いところでは、その巨大な重力によって水素が液体の金属となっています。また、中心部には地球の10倍ほどの重さの岩石のかくがあるのではないかと考えられていますが、くわしいことはまだはっきりわかっていません。

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