月のギモン
月が大きく見えることがあるのはどうしてですか?
地平線の近くにある月は、真上にある月よりも大きく見えることがあります。でもこれは目のさっかくで、月の大きさは変わりません。地平線の近くでは、ビルや木など、月と大きさを比べるものがあるからともいわれています。
南半球に行くと、月の模様も満ち欠けの方向も上下さかさまに見えます。これはさっかくではありません。月を見る方向が変わるためです。地球は丸いので、地上にまっすぐ立っていても、じつは南へ行くほどかたむいていきます。赤道のあたりでは、日本と比べてねているようなかたむきになり、南半球ではさか立ちした状態に近づきます。日本でさか立ちして月を見ると、上下逆に見えるでしょう。南半球で月がさかさまに見えるのは、こういう理由からです。南半球では、星座も上下さかさまに見えるんですよ。